2012年11月9日

スーパーマーケットとウェブサイト

スーパーマーケットとウェブサイト

ここはスーパーです。

女性がウロウロして何かを探しています。

この店は広くて品揃えがいいので、どうしても目当ての商品が見つかりません。

そこで女性は近くにいた店員に声を掛けます。

「しょうゆはどこに売っていますか?」

もしあなたが店員ならどうしますか?

当然、しょうゆを売っている棚まで案内する、と思います。

それが一般的な接客です。

でも、たまに調味料の棚を指さして「あぁ、あの辺りにありますよ」みたいな店員に遭遇したことはないでしょうか?

(もちろん状況によっては、このようなやり方が正解の場合もありますが…)

「全く動く気ないんかい!じゃ、接客やめろや!」と言いたくなりますよね?

本当に当たり前?

こうきけば、ホントに当たり前のことだと思います。

でも、インターネットでビジネスをした途端にその当り前のことができなくなります。

例えば、あなたが野菜の通販サイトを運営しているとします。

「いちご」と検索してアクセスしてきたユーザーに、果物売り場を表示したらどうでしょうか?

それはスーパーで「いちご、どこにありますか?」と聞いたときに、「あそこ果物売り場だから」と答えているのと同じです。

しかし、大半のウェブサイトは果物売り場でお客様をほったらかしにしています。

で、どうやればいちご売り場にいけるかよくわからない。

ひどい時には店の玄関(=トップページ)に飛ばし、「あとは店内地図を見て勝手に売り場を探して」と言わんばかり。

まともな接客ではないことは理解できるはずです。

しかし、ネット上ではそのような「まともでないこと」がまかり通っています。

インターネットビジネス?

「やってきたお客さんが気持ちよく(それとは意識することなく)必要なところに到達できるようにする」

接客業では当り前のことです。

そして、インターネットでのビジネス、ウェブサイト制作の本質とはこの商売において当たり前のことを行うだけでしかありません。

本来、オフラインのビジネスもインターネットでのビジネスも違いはありません。

単にお店が物理的な場所にあるのか、ネット上にあるのか、という媒体の差でしかありません。

例えば花のインターネット通販。

花を売っているけれども、それがリアルのお店の形態ではなく、インターネットで売っているということに過ぎません。

しかし、なぜかネットで花を販売している人は「ネットビジネスをしています」と言います。

では、新聞広告で花を販売していたとして「新聞ビジネスをしています」と言うでしょうか?

絶対に言わないはずです。

「私がやっているのはインターネットビジネス」なんて考えるから特別なことをやっていると勘違いしているのです。

たまたま売る方法論としてインターネットを使っているだけです。

インターネットビジネスなんていうものは存在しません。存在するのはビジネスだけです。

ビジネスと心から思っていれば、いちごを買いにきた人に果物売り場を表示するなんてことはしないはずです。

結局ココに戻る

そのためにどうするのか?

まずは徹底してお客さんのことを考えることです。

ネットの利点として、データで検証できることがあげられます。

ですから、一刻も早くお客さんにウェブサイトを見せて、データを見てどんどんページを変更していけばいい、と言われます。

それはもちろん正しいです。

しかし、お客さんのことを考え尽くしてから作ったウェブサイトでテストするか、何も考えず適当に作ったものをテストするかでは、その後の成果の出るスピードに大きな違いが現れます。

「考え尽くす」というと難しいと思うかもしれませんが。。。

前の話に戻ってください。

普段の接客なら、お客さんのことを考えられるはずです。

ただ、ネットを挟むことでお客さんがリアルに見えないから、それができないだけです。

ならば直接お客さんに会いにいけばいいです。

別に有益な情報を引き出せなくても構いません。

「そこにリアルなお客さんがいる」ということを感じられるのが一番大きいですから。

ー 北岡秀紀

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